かたちゃんのインドネシア空間

須磨浦山上遊園〜須磨寺へ 2012年4月15日(日)

 須磨浦山上遊園は神戸市西部の須磨区鉢伏山(はちぶせやま)と旗振山(はたふりやま)の山上に広がる須磨浦公園内にあるとても大きな公園です。山陽電鉄の須磨浦公園駅に隣接している須磨浦ロープウェイとカーレーターを乗り継ぐと、山頂には展望台はもちろん、季節の梅や桜の散策路があります。

 神戸市内には4本のロープウェイ(六甲有馬ロープウェー新神戸ロープウェーまやロープウェー須磨浦ロープウェイ)と2本のケーブルカー(まやケーブル六甲ケーブル)が営業されていますが、北海道のケースを除くと市内にこんなに多くのロープウェイやケーブルがあるのは神戸市だけだと思います。

 この須磨浦ロープウェイは昭和32年9月18日に建設され、現在、三代目の30人乗りのゴンドラ(川崎重工業)だそうです。山頂からは須磨海岸を臨み、向かい側には淡路島がはっきりと見えます。そして神戸と淡路島を結ぶ世界最長の吊り橋である明石海峡大橋が目の前に広がります。

 私たち夫婦は、下の写真にある満開の桜やパノラマ風景を楽しんだ後、急峻な山道を歩いて、一ノ谷橋・潮見台町を経て、真言宗大本山の須磨寺に向かいました。ここには平敦盛と熊谷直実の一騎打ちの場面を再現した庭などの源平ゆかりの史蹟や、一弦琴(須磨琴)などが伝えられています。




 2両のゴンドラには、平清盛と源義経の名が
標高差181mの高さを4分ほどで結びます。

現在では日本で唯一のカーレーター
すごく揺れながらロープウェイ山上駅から回転展望閣へ!




眼下に見える須磨海岸。須磨海水浴場は阪神間有数の海水浴場です。
長さ1800mの白い砂浜と青い松林は、白砂青松100選に指定されています。





花の散歩道
遠く淡路島と明石海峡大橋が見えます。

花の散歩道その2
公園内には芭蕉、子規、虚子、蕪村など多くの句碑が




鉄拐山と一ノ谷への分かれ道
道が険しくなります。

急峻な山道が続きます。
前に歩いているのは妻です。





  この写真は須磨寺に入ってすぐの庭ですが、今から約800年前の平敦盛と熊谷直実の一騎打ちを再現したものです。当時16歳の敦盛(清盛の弟である経盛の子)が一ノ谷の浜辺で、源氏の武将熊谷直実に討たれる悲話は有名です。



   明石海峡大橋は全長3911mの世界最長の吊り橋です。1995年の阪神・淡路大震災で地盤がずれて総延長が1m伸びたといわれています。日没後のライトアップは、とても美しく、いろんなバリエーションで楽しませてくれています。