かたちゃんのインドネシア空間

雪の金沢グルメ旅(石川県) 2012年2月18日(土)〜2月19日(日)

 夫婦二組の4人で金沢に行ってきました。ずいぶん昔に行ったことがある兼六園がテーマです。
 大雪の日が続いて心配な出発でしたが、特急サンダーバードは湖西線を経由する際に若干遅れはしたものの無事お昼ぐらいに金沢に到着しました。

 さて、兼六園という名前は、中国の洛陽名園記の文中に記載されている庭園美を表す言葉である宏大(こうだい)・幽邃(ゆうすい)・人力(じんりょく)・蒼古(そうこ)・水泉(すいせん)・眺望(ちょうぼう)の六つの要素を兼ね備えている名園という意味で命名されたそうです。

 しかし、兼六園は大雪の影響で雁行橋(11羽の雁が列をなして飛んでいるように見える飛び石)もよくわからずじまいで、市内散策も足をしっかり踏みしめて歩かないと危い状況でした。でも、宿泊先のカメリアイン雪椿でワインとディナーを、そして近江町市場では海鮮丼の美味しさを堪能するグルメ旅行となりました。(2012年3月4日)
 


特急サンダーバード
 大阪と金沢を2時間半で結びます。

雪の兼六園
岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園と並ぶ日本三名園。



 兼六園から徒歩3分にある宿泊先のカメリアイン雪椿です。右側に雪かき用のショベルが見えるでしょ?!



雪中行軍?
まさに一面、雪でした。

カメリアイン雪椿で
豪華なディナーの始まりです。



スープは甘海老のビスク
濃厚なお味でした!

魚料理
鱈のブイヤベース



左の小鉢は能登娘のサラダ
右の皿は牛とアボガドのミルフィーユ、蓮根のニョッキ添え

デザート
ショコラケーキと塩麹バニラアイス、金柑の甘露煮



 平成16年開館の金沢21世紀美術館の作品「スイミング・プール」です。プールの底に人が見えるでしょう?
 実際には、透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけで、ガラスの下は水色の空間になっているとのことです。水の中に人がいるように見えますよね。


 
 これも金沢21世紀美術館の作品の一つ「カラー・アクティヴィティー・ハウス」です。
 シアン、マゼンダ・イエローの三色のガラスの壁が渦巻きになったパビリオンです。作品の中に入って外側を見ると、色が混じってオレンジや黄色に見えます。時間帯や太陽の輝きによって見え方も変化するんでしょうね。



 近江町市場「じもの亭」の海鮮丼(華)2000円。これを食べるのに小一時間、お店で待ちました。いやぁ!美味しかったですよ。写真の上に見えるお酒は、手取川 吉田蔵(大吟醸)一合850円です。なめらかな口当たりで飲みやすかったです。
 前日も特急サンダーバードの車内でビールをいただき、カメリアイン雪椿で能登ワイン(白)のハーフボトル(1680円)と石川県の名酒「天狗舞」(720ml)を堪能しました。



 金沢が生んだ文豪、泉鏡花記念館に行ってきました。
 泉鏡花は、お蔦・主税の「婦系図」(おんなけいず)や姫路城の天守に住むという富姫伝説を描いた「天守物語」などが有名な明治の作家です。また「本の部屋」で、その作品について紹介していきたいと思っています。



 一日約4万人が利用しているJR金沢駅の鼓門(通称「もてなしドーム」)。海外では世界で最も美しい駅の一つとして紹介されていますね。
 
 明治31年4月にスタートした「金沢停車場」時代の駅前広場は陸軍出征の集合場所として整備されたのですが、平成26年(2014年)の北陸新幹線の開業を目指して、現在、周辺の開発が急ピッチに進んでいる感じがしました。

 この金沢駅構内には明治31年開業以来の立ち食いそば「加賀白山そば」があるんです。牛乳タンクにダシが入っていることでも有名な立ち食いそば屋さんで、なんでも当時の牧場用地を寄贈して駅が開業したことから、乳製品などを構内で販売することを許可されたのが始まりとか。今度はぜひ食べてみたいです!